小児歯科

小児歯科専門医による診療を行っています

こんにちは、小児歯科専門医の増田理紗です

歯科の中にも専門分野はたくさんあります。私は学生のころから子供が大好きという気持ちと、お口を健康に導くためには、いかに小児期・乳歯列期からの管理が大切かということを痛感していました。そのため卒業後進むなら小児歯科の道しかないと思っていました。卒業後願いが叶い、小児歯科に入局しました。その後、大学病院で小児歯科医としての専門的診療と研究活動、学会発表を行い、日本小児歯科学会認定専門医資格を所得しました。

出産・育児を自身でも経験し、診療に来る子供たちやお父様お母様の気持ちが、今まで以上にわかるようになりお子様に対してはもちろん、お母様たちにも安心してもらえるようコミュニケーションを大切に治療を行っています。いまでは育児の情報を交換するのも私の楽しみの一つです。

1歳になったら歯医者さんへ

個人差はありますが1歳になるとかわいい乳歯が生えてきます。生えたての歯は白くてとてもかわいいものですよね。お父様、お母様は、お子さんのかわいい歯をずっと大切にしてあげたい、そう思われることでしょう。

小さいうちはお家での歯ブラシを嫌がってしまい悪戦苦闘されているお母様も多いことと思います。歯ブラシをイヤイヤしてしまうのはしょうがないものです。しかしお子様の歯は守ってあげる必要があります。そしてそのお手伝いを私たち小児歯科医がいたします。正しい歯ブラシの選び方、仕上げ磨きのしかた、むし歯の予防法、むし歯のリスクについてご説明いたします。

フッ素についてもよくお問い合わせをいただきます。フッ素は定期的に、正しく用いれば非常に効果のあるものです。フッ素塗布は年に3,4回定期的に歯科医院で塗りましょう。当歯科クリニックでは小児歯科医の管理のもと、しっかりクリーニングをなったのちフッ素を塗ります。

小学生になったら

小学校に上がる頃にはいよいよ大人の歯が生えてきます。大人の歯はずっとお付き合いしていく、まさに一生ものです。もう生え換わりはありません。

ですから乳歯同様、やはり最初が肝心です!出てきたころのフッ素塗布と、シーラントといってむし歯になりやすい場所にあらかじめ白い詰め物をしてあげる(歯は削りません)だけで、その後のむし歯に対する強さがかなり変わってきます。

もし虫歯になってしまっても

むし歯をそのままにすると、お口の環境が悪くなるばかりではなく、歯並びが悪くなったりかみ合わせに影響がでて、元気に食事ができなくなります。やはりむし歯は早めに治療することが大切です。

お子さんも十人十色。最初から上手にできるお子さんもいれば、、最初はお口をあけるのも嫌がるお子さんもいます。

まずは歯医者になれることが大切です。当歯科クリニックではお子さんに恐怖心がつかないように、まずは道具になれるトレーニングからしていきます。小さなお子さんでも大人と一緒です。まずはコミュニケーションをとり、信頼関係が作れてから治療を開始していきます。 また当歯科クリニックでは、小児歯科の専門医、矯正の専門医、かみ合わせの専門医が連携して、お子さんの成長と、お口の永い未来を見据えたうえで、お口の管理をしてまいります。

お子さんがずっと輝く笑顔でいられるように、私たちとお子さんのかわいい歯を守っていきましょう。

こどもの口は健康への扉

こどもの頃の生活習慣は、そのあとの生涯にそのまま引き継がれます。
食事のスタイル、お口の中の環境、といった歯科に関連する要素も同じです。
こどもの頃に、むし歯になりにくい環境をつくることができれば、一生むし歯にならずに済むといっても言い過ぎではないのです。
歯科を扱う私どもにとって、ご家族がお子様の口の中に興味を持たれることは大変喜ばしいことです。こどもの歯・口の中についての正しい知識をもつことで、お子様の将来の健康を作る第一歩となります。気になることは、その都度ご相談下さい。
お子様の生涯にわたる健康の土台作りに、私どもが少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。

小児治療

治療の導入~すべてを説明~

歯医者さんは怖いところ、というのは小児の歯科治療にとっての大きな課題です。
お母さんも知らず知らずに、お子様をしかる際に「歯医者さんに連れてくわよ」「注射してもらうわよ」なんて言ってしまっているのではないでしょうか。
恐怖への記憶は、こどもの歯科治療において大きな障害となります。

当歯科医院では、歯科への不安・恐怖を少しでも取り除くために、すべてのものをお子様に説明することを心がけております。診療室を説明し、スタッフを紹介し、道具を説明し、次に行なう治療を説明します。道具は、実際に見たり触ったりしてもらいます。
こどもは、すべてのものに興味を示し、はっきりさせたいという特徴をもちます。「なに、なに?」とよく聞きますよね。
大人に治療するとき以上に説明し、実際に使う道具を手に取ることで、自然と歯科医院の雰囲気に慣れ、納得して歯科治療を受けることができるように、努力させて頂きます。

治療の前準備~安全に治療を行なうために~

こどもの歯科治療では、治療前の準備として口にゴムのシートをかけることがあります。
治療する部位のみをこのシートから出すようにします。このゴムシートをラバーダムといいます。
こどもは、予想外の行動をします。治療中に舌を動かすこともその1つです。口に入った治療器具に興味を示し、さわりたがってケガをするのは珍しいことではありません。
ラバーダムをすることで、器具を飲み込む心配もありません。
安全な治療のために、ラバーダムは大事なものです。

治療~こどもの成長を大事に~

こどもの歯科治療は、削ったりつめたりなど、ほとんどは大人の治療といっしょです。
ただ、大人の歯科治療とは根本的に異なる点があります。こどもの歯や顎は日々成長しているということです。
まったく何も生えていない状態から永久歯が生え揃う時期まで、さまざまに変化することを予測しながら治療を行なうことが必要です。
歯科的な知識はもちろん、こどもの心理・生活を理解し、年齢に応じた病気の特徴を考えたうえで治療を行なっていきます。

主な小児の歯科治療

  • 乳歯、はえ立ての永久歯の予防
  • 乳歯のむし歯
  • 神経までいったむし歯
  • 乳歯の抜歯
  • 歯科にかかわるクセ
  • 歯のケガ

生えてから1~2年が大事です

歯は、生えてから1~2年間のケアをかかさないことが大事です。
この時期に、徹底したケアをすることで、生涯むし歯になりにくい歯質・生活習慣ができます。これは、乳歯も永久歯も同じです。生涯にわたる口腔環境を守るために、この時期に何をすべきか正しい知識を得ることが重要です。

定期的に歯科医院での経過観察とクリーニング、そしてフッ素塗布を行うことが大切です。
お子様の健康な口腔環境は、ご両親と我々が協力してつくっていくものです。
わからないことがありましたら、まずは来院していただいて、お話をお聞かせください。

食事

噛むことの重要性

こどもの食事の目的の1つは噛むことにより、さまざまな機能を獲得することにあります。噛むことで、唾液の分泌や歯・歯肉の刺激につながります。また、顎・発音・味覚・脳・心なども噛むことで発達します。口は胃や腸につながる消化器官への第一歩ですので、消化のためにも噛むことは重要です。こどもには、年齢に応じた硬さ・味の食事を与え、噛むという機能を発達させていく必要があります。

離乳期の食事

4~5ヶ月になると、母乳だけでなく、さまざまな栄養を食品からとる必要がでてきます。離乳食は、栄養・硬さ・味などに気を配る必要があります。この時期に食生活の下地が出来上がります。たとえば、味の強いものを与えると濃い味付けのものを大人になってからも好むようになります。この時期に正しい食事を与えることが、幼少期の健康のみならず、大人になってからの健康をも大きく左右します。

甘いものの与え方
砂糖× 果汁○
水分補給のために、果汁に砂糖をいれて飲ませる方がかなりいらっしゃいます。砂糖を使うのはできるだけ避け、自然な風味で与えるようにしましょう。
離乳食の味付け
できる限り薄味に
離乳食の味付けはできるだけ薄味にし、大人の感覚の味付けは避けましょう。野菜は野菜の味で、果物は果物の味で楽しむ習慣をつけましょう。
食事のリズム
ダラダラ食べない
離乳期だけでなく、すべての時期において、ダラダラ食べないことは重要です。食事もそうですが、おやつも時間を決めて食べることが大事です。
離乳食の硬さ
繊維性の食品、歯ごたえのあるもの
野菜など繊維性の食品、歯ごたえのあるものをよく噛むことで、口の中は自然に清掃され、上手に噛むこともできるようになります。軟らかいものばかり与えたり、硬い大きなものを一度に与えていると、口の動き、舌の動きが鈍くなり、口の中に食べカスがいつもあるような状況になります。このような口腔環境は、むし歯になりやすく好ましいものではありません。繊維性のあるもの、歯ごたえのあるものを離乳食に組み入れ、お子様の食生活の土台作りをしていきましょう。
哺乳ビンについて
奥歯が生えてくる頃には使わない
1歳半を過ぎ、奥歯が生えても哺乳ビンを使用していると、飲み込む機能が低下したり、唇の締まりが悪くなります。この時期を目安に、哺乳ビンを卒業するように仕向けていきましょう。
おやつ
甘いものを少なめに、時間を決めて
おやつは、一回の食事量が少ないこどもにとって、大事な栄養源です。ぜひおやつは食べさせてください。おやつを与える際のポイントは、時間を決めること、甘いものの量を制限することです。10時や3時など、時間を決めて食事の補助としてのおやつを心がけてください。

ぜひご相談ください

お子様の食生活や食習慣は、それぞれの個性もあり難しいものです。われわれ歯科医にとって、ご両親がお子様の成長に関心を持たれることは、喜ばしいことです。わからないことや相談しいたいことがありましたら、その都度ご相談ください。

フッ化物~歯を硬く強くする~

むし歯に負けない歯に

フッ素は、歯に塗ることで、組織にしみ込み歯を硬く強くします。日々の歯みがきなどのお手入れに合わせて定期的に歯科医院でのフッ素塗布をすることで、むし歯になりにくい歯質をつくることができます。

生えたての歯にこそフッ素塗布を

生えたての歯は、弱くむし歯になりやすい状態です。ただ、フッ素がより効果を発揮するのもこの時期の歯です。生えたての歯にフッ素によるケアを行うことで、より効率的なむし歯予防につながります。

効果的なフッ素塗布

フッ素を効果的に作用させるには、定期的な塗布がかかせません。生えたての歯に長くとも6カ月、できれば2~3か月間隔で最低4回以上は継続して塗布しましょう。その後も、永久歯が生え揃うあたりまでは継続するのが理想です。

フッ素の安全性

歯科で扱うフッ素は、安全性が確保された濃度のものを使用します。海外などに比べ、日本のフッ素は大分薄いので、より安全といえます。安心して受診ください。