矯正歯科

中高生の矯正治療

この時期は骨、筋肉が発育段階にありますので、アゴの土台を整え、骨格のズレを改善することで、できる限り矯正のための抜歯を少なくすることに努めます。
矯正治療は「装置が目立ちにくい」「痛みが少ない」「スピードが速い」ことが大切だと考えております。
矯正治療を効率的に進めるために口腔周囲筋の活動を利用するセルフライゲーションブラケットという特殊な装置を使います。口腔周囲筋の活動(話す、笑う、食べる、飲む)を弱めないためにブラケットは薄く、目立ちにくいデザインにしました。治療のスピードを速くするために矯正力を従来の半分以下にし、ブラケットとワイヤーの摩擦を少なくします。その結果、痛みを最小限に抑えることができます。それでも痛みに繊細な患者さまには痛み止めを処方することもあります。
この時期は忙しい学校生活、反抗期などからブラッシング不足、偏食になり易く、成長ホルモンのバランスからも虫歯になり易い時期に入ります。矯正治療と並行して歯科医院での歯のメインテナンスが重要です。

中高生の矯正症例

症例1

13歳女性:中学生

矯正のきっかけ:
物を咬み切ることができない
抜歯:
なし
上:
クリアブラケット・ホワイトワイヤー
下:
クリアブラケット・ホワイトワイヤー
治療期間:
約1年6ヶ月

成人の矯正治療

10代後半から30代または40代ごろの社会活動の活発な時期の矯正治療では、より目立たない矯正治療をすること、治療のスピードを速くすること、社会生活に影響しない程度の痛みに抑えることが重要となります。
当歯科クリニックでは、患者さまのご要望を最大限尊重しながら、きちんと治すために最適な治療法をご提案させていただきます。

より目立たない矯正治療

表側の矯正装置には金属のものはもちいません。透明な装置また矯正に用いるワイヤーもできる限り白いものを選択しています。また、見えない矯正治療(裏側矯正治療、マウスピース矯正)や表側装置と見えない装置のコンビネーションによる治療も提案させていただいております。

治療のスピードを上げるために

治療のスピードを上げるために、外科的な手術を施したり、何か特殊なお薬を飲むわけではありません。歯は力を強くすれば早く動くわけではなく、歯の滑りが良い環境で、弱い力で、患者さまの骨の代謝と口輪筋を利用することで効率的に動きます。
このことから当院ではセルフライゲーションブラケットを採用し、矯正の力を従来の半分程度にしました。
抜歯する症例では抜歯後に速やかに歯を動かすことで骨の代謝を良くすること。
MFT(筋機能療法)を行うことで歯の動きを邪魔する力を抑え、歯の動きに有利な筋肉の力を利用することで治療のスピード化を行っております。

治療中の痛みについて

当歯科クリニックでの矯正治療はセルフライゲーションブラケットを用い、ブラケットとワイヤーの摩擦を少なくした治療をするために、従来の力の半分程度の力で歯を動かします。痛みを客観的に捉えるのは難しいのですが、従来の治療法と比べて明らかに患者さまからの痛みの訴えは減っています。それでも痛みが日常生活に影響する場合には痛み止めを処方することもあります。

成人矯正症例

症例1

27歳女性

矯正のきっかけ:
昔矯正治療をしたが、最近になって前歯が空いてきた
抜歯:
なし
上:
アライナー矯正
下:
アライナー矯正
治療期間:
約1年6ヶ月

症例2

23歳女性

矯正のきっかけ:
見えない治療で出っ歯を治したい
抜歯:
4本
上:
インコグニート(裏側矯正)
下:
インコグニート(裏側矯正)
治療期間:
約2年6ヶ月

40代以降の矯正治療について

「矯正治療は子供のうちから始めるべきもの」という認識が広がるあまり、それを理由に矯正治療を躊躇してしまっている患者様は少なくないようです。しかし実際には何歳であっても矯正治療は可能であり、当院では上は70歳の方が矯正治療を受けられています。矯正治療を行う上では前提として、歯周組織が安定しているかの見極めが必要です。歯周組織に問題がある場合は矯正治療前の歯周治療に1年以上かかるケースも珍しくはありません。矯正治療中も衛生士が歯ぐきの状態を定期的に検査して、お口全体の健康を維持したまま矯正治療を行うことが大切です。

なぜ矯正治療が必要なのか

矯正治療の目的は大きく分けて「機能」と「予防」と「審美」です。この時期の矯正治療は「機能」の観点に立ってかみ合わせに問題があるような場合には機能改善・回復のための矯正治療が必要であるか?「予防」の観点に立って、かみ合わせが改善されことで咬む力のバランスがとれるか?歯並ぶが良くなることで清掃性や唾液の循環が良くなり、手入れしやすくなるか?その結果として歯の喪失を防げるかの見極めが必要です。「審美」については歯並びの美しさに対する感じ方は人それぞれですので、客観的にみて機能的・審美的に問題がなく、本人が満足しているようであれば必ずしも矯正治療が必要というわけではありません。

若い頃の矯正のように積極的に歯を抜いて歯ならびを作り変えるのではなく、お口の中のかみ合わせの良い部分は残し、問題がある部分を改善します。歯茎や歯の健康を考えると治療期間が短い事も大切ですので、矯正治療のための抜歯を最小限にし、残った歯を永続的に残すことができる環境に変えていきます。

高齢者で健康な歯が20本以上残っている方は、歯並びがある程度良く、健康的な歯ぐきを兼ね備えています。矯正治療は1年~2年ですが、治療後は歯を守れる環境になることを考えますと、わずかな矯正期間でそのメリットが得られると考えてはいかがでしょうか。

40代以降の矯正症例

症例1

42歳女性

矯正のきっかけ:
長年、八重歯がコンプレッックスだった。
抜歯:
4本抜歯
上:
セラミックブラケット(旧式)
下:
セラミックブラケット(旧式)
治療期間:
約2年6ヶ月